【プロスペクト理論、その2】損得満足度

プロスペクト理論は、投資を行う上での防御として不可欠です。
早る気持ちを抑えて、感情が与える投資行動をシッカリ認識しましょう。
今回は、その1をさらに深掘りします。
投資をすると、身銭を操作します。
そこで実際に直面する、感情の動きを見ていきしまょう。
損得は感情にどのように影響するのか?!

私たちは、日常の中でラッキーなことがあったり、アンラッキーなことって起こりますね。
例えば、お買い物をして、意図せず10,000円のキャッシュバックがあったとします。
その時って、とっても嬉しいし、ラッキーって感じますね。
反対に、10,000円落としたとします。
この時は、とっても残念に思いますね。
しかし、同じ10,000円でも、得した時と、損した時では感じ方が違います。
これが、今回のプロスペクト理論の要です。
どうちがうのかというと、得した時よりも損した時の心理的価値観が大きいのです。
どのぐらて違うかという、
得した時の心理的価値と、損した時の心理的価値の比率は次のようになります。
1:2から1:2.5
とプロスペクト理論では、表されてます。
つまり、最大値でいうと、
+2万5千円と−1万円がほぼ同等の心理的価値ということです。
プロスペクト理論、その1で話しましたが、それだけ、損したくないと思うんですね。
痛みはさっさと水に流そう!

では実際の投資では、どうすればいいのでしょうか?!
プロスペクト理論は、変えることができません。
なので、うまく付き合っていくことが重要です。
そして、知って理解すれば、コントロールすることが可能です。
だれでも、「損したくない」こう思うわけです。
そして得して、いい気持ちになりたい!と思うわけですね。
投資の世界で、勝ち続けることは無理なのは理解できます。
しかしそれでもなお、負けると悔しくなるし、ネガティヴな思いになります。
頭で解っていても、気持ちが納得しない状態になるわけです。
このパラドックスから抜けるには、さっさと損失に関しては忘れることです。
それか、痛みに耐えることです。
これなくして、投資を続けることはできません。
損失を出した時は、サッサと忘れる。
それか、痛みに耐える。
他にも何か、いい方法があれば教えて欲しいです。
考え方としては、損失は必要経費として割り切るといいですね。
何をやるにしても、必要経費はかかるものです。
あとは「いかに負けないか!」
これが重要です。
勝つ前提よりも、「いかに負けないか」という考え方が大切です。
それには、
・ちゃんとした裁量を持つこと。
・ルールを守ること。
・損切り、利確を決めること。
などが重要です。
まとめ

今回で、プロスペクト理論は3個目の記事です。
投資において、心理的な要素って驚くほど影響します。
実際にチャートに向かい、トレードすると、自分でもびっくりするような心理状態になります。
いかに感情というものは、コントロールできないもので、勝手に暴れ出すということを再認識させられます。
なので、プロスペクト理論に関しては、しつこく書いてます。
それだけ重要だということです。
次回の、プロスペクト理論、その3では損失をしていくと、
「えっ、そうなるの?!」
という内容になってます。
こちらも、ぜひ読んでくださいね。