【プロスペクト理論、その00】絶対に必要な理由

「投資の世界で勝ちたい!」
そう思えば思うほど、勝つための行動ではなく、負けてしまう行動をとってしまう。
そう聞いたら、どう思いますか?!
これって実は、投資の世界だけではなく、ビジネスや恋愛などでも同じようです。
私たちの思いは、大きな力で支配されています。
その根底にある正体を見抜き、味方に付けることができたら、とてつもない成果を上げることができます。
こんな思いになったことってありませんか?!
・なぜこんなところでエントリーしんだたろう。
・ちゃんと裁量も知ってるのに勝てない。
・コンサル通りのエントリーをしてるのに、資金が増えない。
・ついついポチポチしてしまう。
など思い当たることがあれば、ぜひこちらの記事を読んでくださいね。
プロスペクト理論の存在を知っただけども、勝ちトレーダーにグッと近ずきます。
プロスペクト理論がなぜ必要なのか?!

ここからは、おそらく一般に伝えられてるプロスペクト理論の捉え方とちょっと違います。
あくまで、私が感じてることなので、違和感等感じたらご容赦くださいね。
私たちの行動は、心が決めてます。
今日仕事に行こう、そう思うから体が職場に向かいます。
そして、心は潜在意識が土台です。
プロスペクト理論とは、人の潜在意識レベルの理論です。
FXなどの投資行動もまた、心が体を動かしますね。
ここでエントリーしようと思えばこそ、体が動くわけですね。
しかし、この心をも、コントロール不全に陥ってしまうことがあります。
それは、次のような心理が人には備わっているからです。
◇人は損することを強く拒否する。
◇人は得することよりも、損をしたくない思いが強い。
◇どんな場合でも、合理的に行動すると思われていた人間は、損得が絡むと非合理的な行動を取る。
(特に損失を抱えた、状態において非合理的になる。)
このような心理は、世界共通で持っています。
そして、投資の世界においては、この感情に翻弄されます。
この行動心理学をまとめたのが、プロスペクト理論です。
プロスペクト理論を知らずに、FXなど投資の世界に参入するということは、
次のよなうものです。
「武装せず、戦場に行くようなもの」
です。
投資の世界において、自分の身を守り、応戦するのに必須の理論が、プロスペクト理論です。
【潜在意識→心→行動】これには抗えない

「頭脳の果て」〈ウィン・ウェンガー/リチャード・ポー共著 田中孝顕訳 きこ書房発行〉によると、
「1秒間に顕在意識は126ビット、潜在意識は1000万ビットの情報処理能力を有する。」
と言われてるんですね。
ちなみに、ビットという単位は情報処理速度で、2進数の桁を表す単位です。
数学が得意ではないので、詳しくは割愛しますが1,000万ビットは、126ビットの8万倍になるらしい・・・
ダイエットしようと心で決めても、なかなか成功しないとか、
英語を勉強するぞ!と決めて継続できないとか、
断捨離しようと決意しても、できないなどの正体は、どうも潜在意識にあるようです。
いわゆる、無意識と言われる意識です。
FXでも、ルールを決めてやろうと決めても、守れないとか、
裁量通りやろうとしても、自己流が出てきたりするのは潜在意識が影響してます。
この潜在意識に眠る、人の性を知り味方に付ける必要があります。
潜在意識が土台となり、心で感じ、行動する。
この鉄壁があることを、しっかり認識しましょう。
ここまで読んでいただければ、この鉄則を知らずに、投資の世界に入るということは、
何を意味するのか、想像がつくのではないでしょうか?!
まとめ

プロスペクト理論や、メンタル面のことを話しました。
一見投資の世界において、重要ではないと感じていたかもしれません。
考えてみれば、FXなど投資をやってみよう!
そう心で感じればこそ、行動に起こしますね。
トレードにおいて、体が反応し行動を起こすのも思考がそうさせます。
損得が関わる世界では、この「心の世界にスピンがかかる。」ということを認識することが大切です。
私は師匠から、まず最初に習ったことが、裁量やチャートの話しではありません。
このプロスペクト理論を含む、自己マネージメントのことを一番最初に教わりました。
それは、一番重要になってくるから、最初に伝えられたということです。
このことは、トレードをすればするほど、心に沁みます。
おそらく知識として知るのではなく、身に着けるには
「経験」
が必要になるでしょう。
知識が智恵に変わる時、トレーダーとして成長していきます。
先人たちの賢者の知恵を、身に付く時、結果として恩恵をうけることができます。
怠りなく、精進したいものです。